アート
琉球王国時代に王府に広まった琉球古典音楽は、
中国に起源をもつ三線を初め、琉球舞踊や日本芸能である能、
狂言等の要素を取り入れた組踊が発展し、
さらに琉歌による文学的表現も確立させました。
明治以降は庶民にも三線音楽が普及し、
現在でも民謡が盛んに歌われるほか、
ポピュラー系の音楽にも影響を及ぼしています。
また浄土宗の念仏が基となったエイサーは、
近年では日本各地でも行わるほど人気となってています。
三線(さんしん)は、沖縄県を代表する楽器です。
棹と呼ばれる棒に三本の糸が張られ、弦楽器の中では撥弦楽器に分類されます。
琉球古典音楽や沖縄民謡から奄美民謡に至るまで、
琉球王朝文化圏においては欠かすことができない楽器のひとつです。
演奏では、主にメロディ部分が三線によって奏でられます。
壺屋焼(つぼややき)とは、那覇市内の壺屋地区や読谷村などで焼かれる陶器のこと。
現在でも壺屋では灯油窯やガス窯を用いながら、
300年の伝統を継承する窯元がその技術と技法を受け継いでいます。
17世紀、琉球王朝の尚貞王が産業振興目的で地方に分散していた
幾つもの窯場を市街の一角に固め、ヤチムンと呼ばれる焼き物街を作りました。
これが壺屋焼の草創と言われています。
今日では壺屋地区以外にも窯元が分散しており、およそ100の窯元があります。
沖縄独自の伝統的な芸術が豊富にある一方、
現代的な芸術も盛んになってきています。
近年では、2007年に沖縄県立博物館・美術館が
博物館機能と美術館機能をあわせ持つ県内初の複合文化施設として開館しました。
博物館施設としては前身である沖縄県立博物館の2倍の広さを持ち、
美術館施設は県立としては戦前戦後通して初めての設置となりました。
常設展示のほか、企画展も盛んに行われており、
県内外から若手のアーティストが集まる場となっているようです。